【平安神宮】国の名勝・神苑は平安時代の宮中の庭園を思わせる、絶景!写真映えスポット

お寺と神社
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平安神宮のみどころ

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平安神宮のみどころは神苑です。平安神宮の神苑は国の名勝に指定されており、春夏秋冬の季節の草木が楽しめます。春は紅しだれ桜やつつじが咲き、初夏にはカキツバタや花しょうぶが見頃を迎えます。東神苑には泰平閣(橋殿)とよばれる橋がかけられており、その景色が平安時代もしくは中国の宮廷を連想させ、タイムスリップしたかのような気分にになります。

平安神宮

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平安神宮は京都屈指の大規模な神社のひとつで、数少ない勅祭社(ちょくさいしゃ)です。 勅祭社とは祭祀に天皇が勅使を遣わされる神社のことを指し、平安神宮では時代祭がそれにあたります。平安神宮は皇室とのかかわりが深く、ご祭神に第50代桓武天皇を祀っています。

京都市内のなかでは創建があたらしく、明治時代に建立しました。当時市民による京都復興と街おこし事業の一環として建てられたこともあり、市民から愛されています。

平安神宮のはじまり

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平安神宮は平安遷都1100年の記念と内国勧業博覧会の目玉として、1895年(明治28年)に創建されました。当時の京都は幕末の戦乱と東京遷都によって荒廃し、衰退の一途をたどっていました。市民の情熱によって復興事業が進み、平安神宮もまたその一環で建てられました。

ご祭神は平安遷都を行った桓武天皇、京都御所の最期の天皇・孝明天皇を祀っています。また平安神宮は京都の東西南北の結界の中心に建てられており、京都の守護をつかさどる神社にもされています。四方を四神に護られている平安神宮はパワースポットとしても人気があります。

京都の結界・四神相応(しじんそうおう)

平安京は「四神相応」の都として約1200年前に京都に遷都しました。四神相応とは大地の四方を司る四神(玄武・朱雀・白虎・青龍)がもっとも存在にふさわしい地を指します。古代中国・韓国では北=山、東西=丘陵、南=河川または湖沼を配する地形が風水において、好適地の場所とされてきました。京都の地形はまさにぴったりの地勢で、京都の四方に北=船岡山・西=山陰道・東=鴨川・南=巨椋池を配しています。

それぞれの地を四神が護っており、その中心に平安神宮があります。京都の四方を護る四神は次のとおりです。四方の神社と平安神宮は「京都五社」とよばれ、京都五社を巡礼する「京都五社めぐり」に人気があります。

 

方位 神社
玄武 賀茂別雷神社(上賀茂神社)
西 白虎 松尾大社
青龍 八坂神社
朱雀 城南宮
中央   平安神宮

平安神宮の境内

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平安神宮は約20,000坪を誇る広大な敷地面積を誇り、そのうちの半分を国の名勝・神苑が占めています。平安神宮は平安京の正庁とされた朝堂院を5/8のスケールで再現されました。平安神宮の玄関となる応天門(おうてんもん)や大極殿(だいごくでん)圧倒的なスケール感で、当時の平安京の壮大さの凄まじさに驚きます。

大極殿

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大極殿は平安後期(11~12世紀)の朝堂院・正殿を模しており、奥に本殿や内拝殿を配しています。1895年(明治28年)の平安神宮創建時の建物で、国の重要文化財に指定されています。正面の幅は30mあり、京都屈指の大きさを誇る拝殿です。入母屋造の碧瓦と朱色のコントラストの美しさは京都の街によく映えます。

應天門

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應天門は平安神宮の南門で正門にあたり、大極殿同様、1895年(明治28年)の創建時に建てられました。こちらもまた平安京の応天門を模し、5/8のスケールで再現されています。応天門には有名なエピソードがあります。

「弘法も筆の誤り」ということわざをご存じですよね?このことわざは、 應天門の扁額(へんがく)からきています。扁額とは門や鳥居の高い部分に掲出されている額のことで、通常神社仏閣の社名が表記されています。弘法大師(空海)は当時この扁額の文字を書すことになりましたが、應天門の「應」を間違えてしまったことから、ことわざが生まれました。應の字のはじめの一角を書き忘れてしまったそうです。

神苑

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神苑は平安神宮の社殿を取り囲むように池泉式回遊庭園があります。面積は33,000㎡(約10,000坪)で、京都市内のなかでもとりわけ広い敷地を持っています。庭園は明治時代の有名な造園家・第7代小川治兵衛が手掛け、国の名勝に指定されています。小川治兵衛は近代庭園の先駆者とされ、無鄰菴(山縣有朋の別邸)、円山公園(祇園)、仁和寺・大徳寺庭園など、京都市内を中心に多くの有名な庭園を作庭したことで知られています。

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平安神宮の神苑は東入口から社殿の周囲をぐるっと囲んでおり、春夏秋冬の季節の草木が楽しめます。春は紅しだれ桜、初夏はつつじやかきつばた、秋は紅葉、冬は雪化粧をまとった草木が幻想的です。

東側にある泰平閣とよばれる橋殿は、平安時代の宮中の庭園を連想させ、ほかではなかなか見られない風景で思わず写真をとりたくなるスポットです。

平安神宮の催し

時代祭

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平安神宮でもっとも重要な祭祀が「時代祭」です。時代祭は京都三大祭のひとつで、祇園祭(八坂神社)・葵祭(上賀茂神社・下鴨神社)に並びます。時代祭は例年10月22日に行われる大祭で、第4回内国勧業博覧会の最終日に開催された時代風俗行列がはじまりです。

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時代祭は明治維新時代から平安遷都までの約1000年を表現した時代風俗行列で、時代に合わせた風俗をまとった京都市民2000人が約2キロを練り歩きます。

時代祭の登場する調度品・衣裳・祭具は綿密な時代考証を重ね、伝統工芸技術を駆使して復元されたホンモノで。生きた時代絵巻のようです。紫式部や、織田信長・豊臣秀吉などの歴史上人物が次々んい登場するほか、町人などの様子も見られます。時代祭の行列は日本の歴史変遷をわかりやすく表現する「動く教科書」のようです。

平安神宮の御朱印

平安神宮の情報

神社名 平安神宮(へいあんじんぐう)
住所 〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町
電話番号 075-761-0221
拝観時間 6:00~17:00
拝観料金 参拝無料 ※神苑  大人:600円 小人:300円
公式サイト http://www.heianjingu.or.jp/
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