京都ゑびす神社のみどころ
京都ゑびすのみどころは新春に開催される「十日ゑびす」です。十日ゑびすでは福笹と縁起物の授与があり、商売繁盛や家運隆昌を願います。十日ゑびすの時に流れるゑびすばやし「商売繁盛でささもってこい♪」の歌がとてもユニークです。大和大路通ではたくさんの露店が出て、お祭り気分も味わえます。
京都ゑびす神社
京都ゑびす神社は「日本三大ゑびす」のひとつで、兵庫・西宮神社、大阪・今宮神社に並びます。「えべっさん」の愛称で親しまれ、民衆からの信仰が強い神社です。京都ゑびす神社は日本最古の七福神めぐりの札所で、新春には恵比寿天が公開されます。
京都ゑびす神社のはじまり
京都ゑびす神社は1202年(鎌倉時代)に建仁寺の鎮守社として建立されたのがはじまりです。日本の臨済宗の祖として知られる栄西禅師は日本で開山する前に南宋に修行をしていました。1191年に日本に帰国する際、海上で暴風雨に見舞われます。その時に守ってくれたのが恵比寿神といわれ、主祭神を恵比寿神とした京都ゑびす神社が創建され、応仁の乱後に現在の地に移転しました。
都七福神
都七福神は京都市内にある七福神を祀っている神社です。七福神はインド・中国・日本の神々の7人で、元旦に宝船に乗った七福神の絵を枕元に入れて寝ると幸運がもたらされるという言い伝えです。七福神のうち、日本の神様は恵比寿天、インドの神様が⼤⿊天・毘沙⾨天・弁財天、中国の神様が 福禄寿神、⽼寿神、布袋尊です。
- 京都ゑびす神社:<恵比寿天>商売繁盛、家運隆昌、交通安全の神
- 松ヶ崎大黒天 (妙円寺):<大黒天>台所、開運招福の神
- 東寺(教王護国寺):<毘沙門天>学業成就、財運の神
- 六波羅蜜寺:<弁財天>芸能、財福、知徳の神
- 赤山禅院:<福禄寿神>延寿、健康、除炎の神
- 革堂(行願寺):<寿老神>長寿、吉運の神
- 萬福寺(布袋尊):夫婦円満・財宝賦与の神
京都ゑびす神社の境内
京都ゑびす神社の境内はそれほど広くありませんが、たくさんの小さな社殿があります。摂社のうちの三社は平安時代に活躍した貴族をご祭神としており、たいへんユニークです。(小松天満宮:菅原道真 白太夫社:渡会 春彦 岩本社:在原業平)
本殿
本殿はご祭神に八重言代主大神(やえことしろぬしおおかみ)です。 八重言代主大神(やえことしろぬしおおかみ) は恵比寿天のことで「えべっさん」の愛称で親しまれています。えべっさんは高齢で耳が遠いといわれているため、本殿では特別な参拝方法があります。まず本殿の正面で参拝し、次に本殿左側の羽目板を叩いてから拝むと、恵比寿さんに声が願いが届くそうです。羽目板の隙間から覗くと恵比寿天像を臨むことができます。
京都ゑびす神社の催し
十日ゑびす(とおかえびす)
京都ゑびす神社といえば「十日ゑびす大祭」が有名です。例年1月8日~12日までの5日間行われます。十日ゑびすは恵比寿天の誕生日(1月10日)を祝う大祭としてはじまりました。現在では商売繁盛・家運隆昌の縁起物「福笹」が授与される期間となっており、多くの人が訪れています。
京都ゑびす神社では例年11日の残り福祭で舞妓さんの奉仕による福笹授与が行われます。2022年は新型コロナウィルスの影響で中止です。
福笹
西日本のゑびす神社で定番となっている福笹は京都ゑびす神社で発祥しました。かつて京都ゑびす神社独自の「御札」の形態が広まったもので、「節目正しくまっすぐ伸びる」「弾力があって折れない」「葉が落ちず常に青々と茂る」といった笹の特徴から商売繁盛・家運隆昌の象徴とされています。
福笹は京都ゑびす神社で商売繁盛・家運隆昌を祈願され、参拝者に授与されます。社務所にある縁起物を笹につけて持ち帰り、神棚に飾るのが通例です。縁起物は大宝・福俵・福熊手・宝船などがあります。
ゑびすばやし
ゑびす神社といえば十日戎の「ゑびすばやし」が有名です。境内からはリズミカルなお囃子「商売繁盛でささもってこい♪」が聴こえてきます。現在は十日戎で笹を授与されますが、昔は自宅から笹を持参していたようで、このような歌詞になっているそうです。
京都ゑびす神社の御朱印
京都ゑびす神社の情報
神社名 | 京都ゑびす神社(きょうとえびすじんじゃ) |
住所 | 京都市東山区小松町125 |
電話番号 | 075-525-0005 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料金 | 境内自由 |
公式サイト | http://www.kyoto-ebisu.jp/ |
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