【下鴨神社】縁結びと美麗祈願が有名な女性に人気のパワースポット

京都

下鴨神社のみどころ

下鴨神社のみどころは、縁結びの神様として知られる相生社や美麗祈願の河合神社、マイナスイオンたっぷりの糺の森です。縄文時代からお社があったとされる下鴨神社は歴史が深く、京都に多数あるパワースポットのなかでも圧倒的な人気を誇ります。

下鴨神社は女性が喜ぶご利益が多く、かわいいお守りや絵馬が人気です。糺の森は親子連れやおさんぽデートに人気で、草木の香りを感じながら、ゆったりと時間を過ごせます。

デジタル漬けの日々を過ごす現代人の癒やしスポットとして、森の雰囲気に身を任すと心身がリフレッシュできます。

賀茂御祖神社(下鴨神社)

下鴨神社は京都のパワースポットとして有名な神社で、ユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」に登録されています。正式な名称を「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といいますが、下鴨神社の呼称で親しまれています。

下鴨神社は本殿が2つに分かれており、2柱のご祭神が祀られています。西殿の柱は賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)で、日本神話によると八咫烏(やたがらす)に化身し神武天皇(初代天皇)を勝利に導いたとされています。賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は上賀茂神社のご祭神でもあります。

東殿の柱は玉依媛命(たまよりひめのみこと)で、日本神話では神武天皇の母で非常に美しい巫女であったとされ、女性からの人気が高い神様です。

境内は糺の森や御手洗川など自然が豊かなスポットや古来から伝承されているパワースポットが多く、子ども連れから大人までがリラックスできる場所になっています。

賀茂御祖神社のはじまり

賀茂御祖神社のはじまりは大変古く奈良時代以前まで遡ります。記録によると西暦90年(崇仁天皇7年)に瑞垣(ずいがき)と呼ばれる神社にめぐらされる垣の修造が行われたとされ、それ以前から神社が建てられていたと推測されます。

ほかにも下鴨神社の歴史を裏付ける事柄は、境内にある糺の森で縄文時代の土器や弥生時代の住居跡などが出土されていることです。さまざまな記録や遺跡から下鴨神社は京都最古の神社とされています。

縁結び・美麗祈願

下鴨神社は縁結びや美麗のご利益があると女性からの信仰が篤い神社です。境内の摂社・相生社(あいおいのやしろ)は縁結びの神様として有名で、ご神木の「連理の賢木(れんりのさかき)」がパワースポットとされています。

美麗祈願では境内の摂社・河合神社が有名です。河合神社には美しさで有名な玉依媛命が祀られており、美しくなりたい女性が集まります。手鏡の形をした鏡絵馬が人気で、シンプルな顔が描かれた絵馬に化粧をして、美麗祈願をします。

絵馬掛所には参拝者が描いた絵馬がたくさんかけられており、美術館に来たような感覚でさまざまな絵馬が鑑賞できます。

下鴨神社は女性向けのかわいいお守りが多く、お土産におすすめです。

下鴨神社の境内

下鴨神社の境内は広大な敷地を有し、約70のお社と鎮守の森とされる糺の森から構成されています。京都市中心部にもかかわらず、原生の自然に囲まれており、市民や観光客の癒やしスポットとしても人気です。

相生社(あいおいのやしろ)

相生社(あいおいのやしろ)は祭神が万物を生成し結びつけるとされる「神皇産霊神(かみむすびのかみ・神産巣日大神)」であり、人とのご縁を結ぶ縁結びにご利益があるとされています。

お社の隣にあるご神木は「連理の賢木(れんりのさかき)」と呼ばれ、2本の木が途中で1本になって結ばれていつのが特徴です。現在のご神木は4代目ですが、これまでの木もこのような形状をしており、霊験(神仏の不可思議な力)の現れといわれています。

糺の森(ただすのもり)

糺の森(ただすのもり)は下鴨神社境内に広がる鎮守の森で、紀元前より植生している原生林です。面積は約124,000平方メートルの広さがあり、クスノキやムクノキ、ケヤキなどの落葉樹が約5000本群生しています。

古来より人々が交流し憩いを提供する場とされ「源氏物語」や「枕草子」などにも謳われました。糺の森はかつて約4,950,000平方キロメートルの広さがありましたが、応仁の乱の戦火によって焼失し、明治時代には寺社領が没収されたことにより、現在の広さになりました。

糺の森は京都市内の中心部にありながら、広大な敷地の自然景勝と共に憩いの場所となっています。夏になると小さな子どもが小川で遊んだり、虫取りをしている光景が微笑ましいです。

本殿

現在の本殿は西殿と東殿の2棟から成り、1863年(文久3年)に建てられました。日本の代表的な神社建築として国宝に指定されています。下鴨神社は式年遷宮によって、21年ごとに社殿の宮移しをしていますが、本殿については国宝指定以降修復のみ行われるようになりました。

西殿には賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、東殿には玉依媛命(たまよりひめのみこと)が祀られています。

言社(ことしゃ)

言社(ことしゃ)は幣殿前にある干支のお社で7柱の祭神を祀っています。祭神はすべて国造りの神様・大国主命(おおくにぬしのみこと)からなり「大國さん」として親しまれています。

中門をくぐって正面を一言社といい、東に巳年・未年の守護神・大国魂神(おおくにたまのかみ)、西に午年の守護神・顕国魂神(うつしくにたまのかみ)が祀られています。

中門から右に二言社には北に子年の守護神・大国主神(おおくにぬしのかみ)、南に丑年・亥年の守護神・大物主神(おおものぬしのかみ)、左の三言社には中央に寅年・戌年の守護神・大貴己神(おおなむちのかみ)、北には卯・酉年の守護神・志固男神(しこおのかみ)、南に辰年・申年の守護神・八千矛神(やちほこのかみ)が祀られ、すべてが国造りの神様です。

お社にはそれぞれご真言が記されているので、生まれ歳の干支やその年の干支をお詣りした際に唱えてみるとよいでしょう。

御手洗池(みたらいいけ)

御手洗池は土用の時期になると池の底から清水が湧き出る不思議な池で、湧き出た水は境内のみたらい川を流れ、鴨川に放水されます。土用の丑の日には足つけ神事が行われ、池に足をつけると無病息災のご利益があるとされ、この時期には多くの人が池に訪れます。

御手洗池はみたらし団子の発祥としても有名で、湧き上がる水泡を団子にかたどったところから考案されたといわれています。

下鴨神社の催し

下鴨神社の催しは京都三代祭のひとつである葵祭をはじめ、京都のなかでも歴史が深い神事が多いです。代表的なお祭りはもちろん、糺の森で行われる古本まつりなど、境内をいかしたイベントなども行われ、年間を通じてさまざまなイベントが楽しめます。

賀茂御祖祭(葵祭)

出典:https://www.instagram.com/p/CObqhxVgtDg/

葵祭は毎年5月15日に行われる下鴨神社の代表的なお祭りで、上賀茂神社と合同で開催されます。京都三大祭り(葵祭・祇園祭・時代祭)のひとつとされ、京都でもっとも歴史がある祭事です。源氏物語や枕草子にも登場し、平安時代においてもにぎやかなお祭りであったことがうかがえます。

平安装束をまとった総勢500名が京都御所から下鴨神社、上賀茂神社まで京都市中を練り歩く様子は、平安時代にタイムスリップをしたようです。

葵祭の由来は江戸時代が発祥で、お祭りに使用される装具や衣装、牛馬にいたるまでのすべてを葵で装飾したことからきています。ここで使用される葵の葉は下鴨神社境内の葵の庭で植生しています。

御手洗祭(みたらし祭)

出典:https://www.instagram.com/p/BIXM7nXjHs3/

御手洗祭は毎年7月土用の丑に開催されるお祭りで「足つけ神事」ともよばれています。御手洗池の湧き水に素足で膝まで浸し、無病息災を願うものです。平安貴族が季節の変わり目の禊として、罪や穢れを払っていたことが庶民に伝わり、現在に至っています。

下鴨神社の御朱印

下鴨神社の情報

神社名 下鴨神社(しもがもじんじゃ)
住所 〒606-0807京都府京都氏左京区下鴨泉川町59
電話番号 075-781-0010
拝観時間 6:30~17:00
拝観料 なし
公式サイト 下鴨神社公式サイト
備考

コメント

タイトルとURLをコピーしました