【2023】京都の桜の名所【エリア別】お花見ベストランキング【15選】

お寺

京都のお花見は【エリア別】に散策するのがおすすめ!

京都は古くから桜のお花見が盛んです。平野神社は平安時代からサクラが植栽され、江戸時代には「夜桜」のお花見が庶民にも広がりました。醍醐寺は日本史にも登場する「太閤秀吉による盛大な春の宴・醍醐の花見」が有名です。桜のお花見が宴会化し始めたのは「醍醐の花見」がはじまりとされ、京都は桜のお花見との関係が深い街です。

京都でお花見を楽しむなら、エリアを決めて徒歩で散策しながら、周遊するのがおすすめです。神社仏閣の伝統的な建物とのコラボレーションや川沿いの桜並木などは京都らしさが感じられます。今回は徒歩で行ける桜スポットを【エリア別】のランキングにしてご紹介します。

【洛北エリア】京都屈指の桜の名所が多い!

洛北エリアは京都御所の北部エリアです。京都市内のなかでも桜の名所が多いエリアといえます。京都ナンバーワンの桜苑を有する平野神社や遅きの桜で有名な仁和寺など、京都屈指の桜が揃っており、一度は観たい名所ばかりです。

【第1位:平野神社】桜苑

平野神社は平安時代から1000年以上続く桜の名所です。境内には京都のサクラの開花を知らせる「魁(さきがけ桜)」をはじめ、約60種400本のサクラが鑑賞できます。早咲きから遅咲きまで1か月以上、観桜を楽しめる珍しいお花見スポットです。

境内には桜苑があり、桜の時期のみに一般公開されます。桜と菜の花のコラボレーションの美しさは圧巻で、まるでお花畑にいるようです。3月下旬からが桜のライトアップも開催され、日中とは違う幻想的な桜のお花見が楽しめます。

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【第2位:仁和寺】御室桜

仁和寺は遅咲きで知られる「御室桜」が有名です。京都のサクラの最期を告げるといわれ、4月中旬に見頃を迎えます。御室桜は背が低く、桜の花弁をごく近くで鑑賞できるのが特徴です。桜園はピンクの花園のようで、ほかではなかなか味わえない桜のお花見体験ができます。

春の仁和寺の絶景ポイントは桜園を前景にした五重塔です。ピンクの花々に囲まれた五重塔は春らしさ満載で、生命力を感じます。同じ時期に境内のツツジも見頃を迎え、桜以外にも初夏を感じられる花々を鑑賞できるのが嬉しいです。

【第3位:退蔵院】紅しだれ桜

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退蔵院は妙心寺内の搭頭のひとつで「紅しだれ桜」が有名です。樹齢約50年のサクラは大きな傘のように四方に枝を広げています。紅しだれ桜の魅力は蕾が赤く鮮やかで開花するにつれて淡いピンクに色が変化することです。刻々と変化する色のグラデーションが美しく、何度も鑑賞したくなる桜です。

色の変化を楽しんだあとの散り際の美しさもみどころです。花びらが舞い、美しい桜吹雪が楽しめます。桜のシャワーと石庭のコントラストは日本の春を感じられる光景で、SNS映え必至です。

洛北エリアおすすめ!おかめ桜

【東山エリア】観光客に人気な定番エリア

東山エリアは京都の春の観光エリアのなかで、もっとも人気があるエリアといえます。蹴上インクラインは若い世代に人気な写真スポットとなっており、家族写真やコスプレイヤー・着物姿などのポートレート撮影が好評です。春の散策にぴったりのエリアで観光客が多いので、朝早くに行くとよいでしょう。

【第1位:蹴上インクライン】桜並木

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蹴上インクラインは京都のサクラの名所のなかでも、とりわけ人気が高いスポットです。1891年から1948年まで運行された琵琶湖の水を運搬するようの鉄道跡で、レールの両脇に桜並木が並びます。線路に降り注ぐような桜のアーチの美しさは圧巻で、見頃の時期には多くの人で賑わいます。

サクラの木が低い位置にあるので、桜を近くで鑑賞できるのが特徴です。プロカメラマンに撮影依頼している家族連れをよく見かけます。春らしい記念写真を撮るのにおすすめです。

【第2位:南禅寺】禅様式の建築と桜

南禅寺はサクラが美しい京都の神社仏閣として有名です。国宝の三門のサイドには大きなサクラがあり、三門からのぞくピンクの花が春らしさを演出しています。禅宗の重厚な寺社建築と桜のコラボレーションは京都ならではの風景で趣きがあります。

蹴上インクラインから近いので、南禅寺とセットで東山を散策するのがおすすめです。地下鉄東西線沿線は桜の名所が多数あるので、地下鉄を途中下車しながら、お気に入りの桜スポットを探してみるのもよいでしょう。

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【第3位:平安神宮】紅しだれ桜

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平安神宮は岡崎エリアの桜の名所として知られています。境内に隣接する神苑にはたくさんの紅しだれ桜が観られ、南神苑はピンクの花園のようです。例年ソメイヨシノが散り始める頃に見頃を迎え、あざやかな紅色のさくらシャワーが楽しめます。

青空の日にはピンクが際立ち、背景の朱色の社殿と重なるとカラフルな春らしい光景です。また泰平閣を背景にすると、平安時代にタイムスリップしたかのような中国と日本をミックスさせた趣のある風景で、非日常空間が体験できます。

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【洛中エリア】

洛中エリアは京都御所や二条城をなどを中心にした京都市内の中心エリアで、華やかな桜のお花見が楽しめるエリアです。歴史的に権威のある建物が多く、敷地内の桜の豪華さは京都随一といえるでしょう。京都でしか見られない光景がみられるのも魅力です。

【第1位:二条城】多品種の桜とライトアップ

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二条城では3月18日(金)~4月17日(日)まで「二条城桜まつり2022」が開催されています。洛中エリアのなかでもっとも桜のお花見シーズンに力を入れている施設です。

二条城内には約50品種300本桜があり、早咲きの緋寒桜(カンヒザクラ)を皮切りに、ソメイヨシノや山桜、枝垂れ桜などのさまざまな桜が約1か月間楽しめます。期間中の夜間はライトアップやNAKED,INCによるプロジェクションマッピングが行われ、幻想的な催し物が目白押しです。

【第2位:京都御苑】近衛邸のしだれ桜

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京都御苑は約1000本のさまざまな桜が楽しめる名所で、お花見を無料で楽しめるのが大きな魅力です。御苑は南北1.3km、東西700mという広大な敷地を有し、例年3月中旬から4月下旬まで品種によって見頃時期が異なります。

近衛邸付近には約60本の枝垂れ桜が植栽され、御苑内でもっとも早く咲き始めます。細い枝が薄紅色の花に飾られ、風に揺られると気品ある美しさを醸し出すことから通称「糸桜」とされているそうです。品種によって咲く時期が異なるので全体的には約1か月楽しめます。

【第3位:東寺】不二桜

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東寺は五重塔と桜のコラボレーションが美しく、京都ならではの春の風景が楽しめます。境内には約200本の桜がありますが、そのなかでもっとも美しいといわれているのが「不二桜」とよばれる枝垂れ桜です。樹齢120年の桜で、高さが13m枝張りが10mに及びます。

桜の時期にあわせて例年ライトアップも行われています。昼とは異なる幻想的なサクラと五重塔も必見です。期間中は金堂の立体曼荼羅も夜間拝観可能になります。夜の仏像の陰影は、息を呑むほどの美しさです。ぜひお見逃しなく!

【醍醐・伏見エリア】

醍醐・伏見エリアは桃山から江戸時代にタイムスリップしたようなお花見ができます。醍醐寺は樹齢が古い桜の大木が多く、1本のサクラの華やさに圧倒されます。伏見エリアは酒造と水辺が美しいエリアで、桜の時期には伏見十石舟という観光船が人気です。水辺から眺める桜並木の美しさは圧巻で、江戸時代の風景に思いを馳せることができます。

【第1位:醍醐寺】太閤紅しだれ桜

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醍醐寺は太閤秀吉の「醍醐の花見」で知られる京都の桜の名所で「さくら名所100選」に選出されています。秀吉は応仁の乱以降、都の再興に力を入れたことで知られ、醍醐寺境内には約700本のサクラを植樹したといわれています。

境内にはさまざまな桜がありますが、三宝院の「太閤しだれ桜」は樹齢100年を超える大木で、見頃になると左右10mに広がる枝からの美しいピンク色のシャワーは必見です。参道にはソメイヨシノの桜並木、境内には大きな枝垂れ桜や山桜が植えられ、桜の時期は1年でもっとも華やかになります。

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【第2位:城南宮】花の庭

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城南宮は洛南エリアの桜の名所で、神苑内の紅しだれ桜が有名です。楽水苑の枝垂桜は濃い紅色の花をつけることで知られ、緑の芝生とのコントラストの美しさが印象的です。源氏物語にちなんだ草木が約80種植えられ庭は「花の庭」とよばれ、桜以外にもやまぶき、つつじなども楽しめます。晴れた日にはピンクや緑・黄色の花々と青空が美しく、庭園は春らしい元気な色合いです。城南宮からは伏見桃山城や伏見疏水などの桜スポットが近いため、併せてお散歩するのがよいでしょう。

【第3位:宇治川派流】水面に映る桜並木

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宇治川派流(うじがわはりゅう)は宇治川沿いに問屋・酒蔵・宿屋が立ち並び、江戸時代の趣きが残る風情あるエリアです。春になると桜並木がピンクに色づき、1年でもっとも美しい光景になります。宇治川では伏見十石舟とよばれる観光クルーズが人気です。酒蔵が並ぶ水辺エリアからのお花見は格別で、江戸時代にタイムスリップしたような気分になります。満開の桜を眺めながら、伏見の日本酒を飲み比べすると、お花見の醍醐味が存分に味わえるはずです。

【京都南部エリア】

京都南部エリアでは京都市南部に位置する八幡市・長岡京市・向日市の桜スポットを紹介しています。京都市内とは異なり自然が多いエリアに咲く桜は伸び伸びとしている印象があります。背割堤は約4㎞、石清水八幡宮や善峯寺は山全体がピンク色に色づき、桜が広大な範囲にわたって楽しめます。桜の圧巻な景色を観るなら、京都南部エリアがおすすめです。

【第1位:背割提】桜並木

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背割堤(せわりてい)は木津川と宇治川が合流する地点で、2つの河川を区切るように設置された堤防です。堤防沿いには約1.4㎞にわたって桜並木が続き、春の風物詩となっています。背割堤にはソメイヨシノが約250本植栽されており、例年3月下旬から4月上旬に見頃を迎えます。お花見にぴったりの場所です。堤防には芝生があり、お花見にぴったりです。

背割堤は淀川河川公園内の景観保全地区に指定されており、園内に設置されている「さくらであい館」の展望台からは木津川と宇治川に桂川を加えた三川合流と美しい桜並木が上から眺められます。

【第2位:石清水八幡宮】男山の桜

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石清水八幡宮は日本三大八幡宮のひとつで、例年桜の時期には南総門と桜のコラボレーションが人気です。本殿は男山の山頂にあり、男山全体としては約2000本のサクラが植栽されています。山全体をピンクに染めあげる景色は圧巻です。男山の展望台からは八幡市全体を見渡すことができます。

春の花々が咲き乱れる街の眺望の美しさは桜の時期ならではの景色です。3月下旬から4月末まで男まつりが開催されます。期間中の土日を中心にさまざまな祭典が行われ、お花見を盛り上げてくれます。

【第3位:善峯寺】斜面に咲き乱れる

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善峯寺は西国三十三所観音霊場二十番札所で向日市にあります。山の斜面にかけてさまざまな種類の桜が咲き、山全体をピンク色に染め上げます。善峯寺の桜はJR東海のCM「そうだ、京都に行こう」で放映されたことで、一躍有名になりました。

境内には桂昌院が植栽されたといわれるしだれ桜があり、樹齢300年にも及びます。100本以上ある境内の桜のなかでもひときわ荘厳な美しさを放っています。4月初旬に見頃を迎える彼岸桜から、しだれ桜・山桜・ぼたん桜まで約1か月間お花見が楽しめます。

桜の開花はもうすぐそこ!

京都は1年のなかでも桜の季節が一番人気です。古都・京都がピンクに彩られ、雅な美しさが圧巻です。歴史的に権威のある神社仏閣やお城などの建築とのコラボレーションが圧巻で「さすが京都!」と感嘆の声が漏れてしまいます。個人的には今年は京都南部エリアを中心に、桜のお花見を予定しています。桜の見頃時期にあわせて、ぜひ京都にお越しください。

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