【梅宮大社】京都屈指の梅の名所!約40種550本の梅林は2月下旬が見頃を迎えます

お寺と神社

梅宮大社のみどころ

梅宮大社のみどころは四季折々の花を咲かせる神苑です。春の梅宮大社は京都屈指の梅の名所として知られています。神苑約40種類550本の梅が植栽されており、例年2月下旬に見頃を迎えます。2022年3月6日(日)には梅産祭りが開催され、満開の梅が咲き誇るなか安産祈願の大祭が行われる予定です。

梅宮大社の神苑は早春の梅から始まり、サクラ・つつじ・杜若(かきつばた)、夏は花菖蒲(はなしょうぶ)とあじさい、秋は紅葉と椿が楽しめます。冬は雪が降った翌日の冬景色が写真家から人気です。

梅宮大社は全国の猫好きがあこがれる神社としても有名です。梅宮神社には15匹のネコが暮らしており、ネコを観にやってくる参拝客も少なくありません。人懐っこいネコばかりで、膝に乗っかったり、撫でられたりしても、おとなしくしています。

梅宮大社

梅宮大社は松尾大社(京都)・大神神社(奈良)に並ぶ「日本三大酒神神社のひとつ」です。梅宮大社のご祭神・「酒解神」(大山祇神)の子・「酒解子神」と「大若子神」が一夜の契りで「小若子神」を産み、歓喜して「天甜酒」を造り、これを飲んだという神話から「安産と酒醸造の神」として信仰されるようになりました。梅宮大社のご祭神はこの4柱で、ほかの神社にはいない「梅宮大社」だけの神様だそうです。

梅宮大社のはじまり

梅宮大社は奈良時代の政治家・橘諸兄の母・縣犬養橘三千代(あがたいぬかいこたちばなのみちよ)が橘氏の氏神として創建したのがはじまりとされています。当時は京都府綴喜郡井手町付近に建てられ、平安時代前期に嵯峨天皇の皇后(檀林皇后)によって現在の地に遷座されたといわれています。

梅宮大社は日本最古の酒醸造の神様として知られるとともに、安産の神様としても有名です。なかなか子宝に恵まれなかった壇林皇后が、梅宮大社の白砂を敷いて寝たところ、見頃に懐妊したことから子授け神社として篤く信仰されるようになりました。

猫好きが集まる通称”ねこ神社”

梅宮大社は全国のねこ好きが憧れる「ねこ神社」としても有名です。15匹の看板ねこたちが境内や神苑を自由に歩きまわっています。#梅宮大社 でInstagramを検索すると、たくさんのねこが出てきます。

NHK「岩合光昭の世界ネコ歩き」という番組では、京都のねこを1年間追いかけた「京都の四季」に梅宮大社のねこが登場しています。初回放送は2017年5月だったそうですが、現在でも再放送されるほど人気があります。

梅宮大社の境内

梅宮神社の境内はあまり広くなく、こじんまりとした地元の神社のようで、のんびりと歩きまわるネコと相性ぴったりの神社です。境内には神苑とよばれる庭園があり、3000坪の広さがあります。四季折々の花々が楽しめる庭園で、休日のおさんぽにおすすめです。

本殿

本殿は1700年(元禄13年)に再建された三間社流造で、屋根は檜皮葺です。参拝客がお参りをする拝殿は1828年に創建され、入母屋造の銅板葺屋根です。江戸時代らしい建築の特徴で、二条城や京都御所の社殿とよく似ています。

神苑

神苑は江戸時代に作庭された池泉式回遊庭園で、約3,000坪の敷地があります。梅宮大社の社殿を取り囲むように北・東・西の3つのエリアに分かれています。北神苑は勾玉池を取り囲む庭園で、初夏の花菖蒲(はなしょうぶ)やあじさいがみどころです。東神苑にかけては八重桜のトンネルがあり、4月中旬~下旬にかけて見頃を迎えます。

東御苑は咲耶池(さくやいけ)を中心とした庭園で、5月上旬には霧島つつじが一面に咲き誇ります。緑色の松とのコントラストの美しさは圧巻です。

西神苑には梅宮大社のシンボル・梅が約40種類550本植えられています。西神苑から北神苑にかけて梅林が続き、早咲きから遅咲までさまざまな種類の梅が楽しめます。「想いのまま」という珍しい品があり、1本で紅白の梅を咲かせます。

随身門

随身門は梅宮大社の楼門で三間一戸の入母屋造です。1830年(文政13年)に造営され、京都府登録文化財です。門の左右には、豊磐間戸命(とよいわまとのみこと)・奇磐間戸命(くしまどのみこと)の神像が安置されています。

梅宮大社のイベント

梅産祭(うめうめまつり)

梅産祭は3月第1週の第一日曜日に行われる例大祭で、梅宮大社のご利益とされる「子授け・安産」を祈願します。梅産祭とは梅宮大社の名物「梅」と安産の「産め」をかけており、満開の梅が咲き誇る見頃に開催されるのが特徴です。「想いのままに」や「金枝梅」などの珍しい品種が咲く時期でもあり。梅宮大社の1年でもっともみどころが多い日といえます。お神酒や手作り梅ジュースや梅の身などの接待もあります。

梅宮大社の御朱印

梅宮大社の情報

神社名 梅宮大社(うめのみやたいしゃ)
住所 京都市右京区梅津フケノ川町30
電話番号 075-861-2730
拝観時間 神苑 9:00~17:00
拝観料金 境内自由 神苑 大人:600円 小人:400円
公式サイト http://www.umenomiya.or.jp/
備考  

コメント

タイトルとURLをコピーしました