
外国人観光客が多い、烏丸七条エリアで目を惹くネオンサイン。海外のクラブを彷彿させる近代的なデザインが印象的な「SiZUK‑サケノシズク」。

店内に入ると、雫をモチーフにしたゆるやかなカーブを描く立ち飲みカウンターが迎えてくれます 。床は緩やかなスロープ状になっており、一人飲みを楽しむ女性や観光客など幅広い客層で、気軽に“角打ちデビュー”ができる店としても知られています。

店主の佐々木一真さんは、全国各地の酒蔵を訪ね、自ら厳選した約80種の地酒を取り揃えています。そのうち約15蔵のレアで個性的な銘柄が常時並び、日本酒好きが唸るラインナップです。

価格はグラス1杯500円。おすすめの日本酒飲み比べも楽しめます。日本酒の種類はもちろん、アテが充実しているところも嬉しいポイントのひとつです。

今回は竹雀の3種飲み比べをチョイス。岐阜県揖斐郡池田町の「大塚酒造」の銘柄で、食中酒にぴったり。お米のふくよかな旨味がたまらない山廃2種と、ドライな飲み口の「うすにごり」。すべて生原酒で酸味がしっかりしており、夏場にぴったりです。

静岡市「萩錦酒造」からは「萩錦(荒走り)」をチョイス。日本酒を搾ったときに一番初めに出てくる搾りたてのお酒。香りは華やかなバナナのような吟醸香。フレッシュで旨味をダイレクトに感じられる強さが特徴です。

日本酒以外で楽しかったのが、珈琲や黒胡椒のスピリッツ。食後酒にぴったりのコーヒースペシャリテは、牛乳やアイスクリームとの相性が良さそう。ペッパースペシャリテは、カンボジアの黒胡椒を使用した珍しいスピリッツです。胡椒の香りが華やかで、辛口のハイボールととして楽しむのがおすすめ。BBQや鰻など、ガツンとしたメインと合わせたくなります。

佐々木さんの思いは、「日本酒と出会える場を創りたい」「若い蔵元を応援したい」という熱いもの。蔵元さんのストーリーを交えながら紹介してもらえるのが魅了です。今後は焼酎など幅を広げる構想もあるそうで、京都の食文化発信基地として、さらなる進化が期待されます。

京都駅周辺で気軽に一杯、日本酒の奥深さに触れたい方、一人旅の合間にちょっと立ち寄れる洒落た立ち飲み空間を探している方に、SiZUK‑サケノシズクはまさに理想的な一軒。ぜひ自分好みの一杯と出会ってみてください。


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