
そろそろ旅行がしたい!まん延防止が解除されて、都道府県外への移動が寛容になったタイミングで出かけられるよう計画を練ってみませんか?今回は女子ひとりでも楽しく過ごせる観光地をご紹介します。
京都・奈良・長崎は女子ひとり旅にやさしい観光スポットが充実した街です。さまざまな歴史や文化に触れ、新たな知見が深められるとともに好奇心が湧き出します。わたし自身が日本でもっとも大好きな京都・奈良・長崎の魅力を詳しく解説します。
ひとり旅初心者が観光地を選ぶときのポイント

「ひとり旅をしてみたいけど、不安…」という人におすすめな「初心者が選ぶ旅行先の必須ポイント」をまとめました。ひとり旅は寂しいと思われがちですが、一度体験してしまうとその気楽さにハマってしまいます。必須ポイントを考慮して観光地を選べば、ひとり旅を安心して楽しめるはずです。
必須ポイント①:観光スポットがたくさんある

初心者のひとり旅で重要なポイントは観光スポットがたくさんあることです。はじめてのひとり旅は不安が多く、ぽっかり空いた時間に寂しさが押し寄せます。そのため、重要なポイントは観光スポットがたくさんある街です。一人で観光をすると、友達と過ごすよりも案外短時間でサクサクっと周りきってしまうので、できるだけ観光地の多いところを選ぶと、ひとりの寂しさを感じることなく過ごせるでしょう。
必須ポイント②:一人でも入りやすい飲食店がある

ひとり旅の難関は「ごはん」です。一人ランチは入りやすくても、一人でディナーはなかなか入りにくいことがあります。せっかくの旅行先であれば、その土地の名物を食べたいし、特別な夕飯にしたいものです。

初心者向けのディナーはガイドブックやグルメサイトのおひとり様特集に掲載されている飲食店がおすすめです。ガイドブックのお店は単身観光客への対応に慣れているので、快く対応してます。ただし観光客慣れしすぎて対応が煩雑な飲食店もありますので、期待しすぎない方がいいかもしれません。
東京・大阪・京都・福岡などの都市圏においては、食べログやRETTY の飲食店検索の「おひとり様歓迎」が参考になります。飲食店のユーザー評価もあるので、おいしい地元料理を探している人におすすめです。
地元の人に愛されるお店にトライしてみるのもおすすめですが、一人の観光客は好奇な目にさらされるような場合もあります。そこを乗り越えて周囲の人と話してみると、ひとり旅の面白さにハマっていくでしょう。街や飲食店の雰囲気に応じて話しかけてるのもおすすめです。
必須ポイント③:電車・徒歩・バスで移動できる

女子ひとり旅で大事なポイントは移動手段です。1日に観光する範囲が公共交通機関と徒歩で観光できるところを探しましょう。レンタサイクルで観光できる場所もおすすめです。ひとり旅で一番途方に暮れるのが、知らない土地で電車もバスも来ずポツンと待ち続けることです。ひとり旅を何度経験してもこの不安感はいまだに拭えません。
ひとり旅初心者は移動手段が容易な場所を選ぶか、ローカルな地域の場合はツアーに参加するのがおすすめです。交通手段が発達していない地域では最終バスの時間がはやく、タクシーもなかなか通らない場合があるので注意しましょう。
女子ひとり旅におすすめ!日本国内旅行【3選】

ひとり旅におすすめ!国内旅行①:京都
ひとり旅におすすめ!国内旅行②:奈良
ひとり旅におすすめ!国内旅行③:長崎
ひとり旅におすすめ!国内旅行①:京都

京都は女子ひとり旅に一番おすすめの観光地です。本屋さんでも女子旅やひとり旅用の観光MOOKをよく見かけるほど、定番な女子ひとり旅スポットです。神社仏閣などの伝統的な観光スポットはもちろん、おしゃれなカフェや雑貨屋さんも多く、1日中暇を持て余すことがありません。
京都に行くならここ!

京都初心者であれば八坂神社から清水寺界隈の祇園・東山と嵐山地域がおすすめです。観光客が多い地域ではありますが、定番の京都観光が楽しめます。清水寺から下がったエリアには町屋の長屋が立ち並ぶ・あじき路地があります。若手クリエイターのアトリエが立ち並び、かわいらしいオリジナル雑貨が購入できると評判です。

市内中心部以外のおすすめは宇治や貴船エリアです。宇治は10円玉でおなじみの平等院鳳凰堂や宇治茶が有名です。玉露・かぶせ茶・ほうじ茶など、高級な宇治茶のさまざまな種類が試飲できるお茶屋さんや宇治茶を使用したスイーツが楽しめるカフェが充実しています。半日宇治でゆっくり過ごしてから、夕方に市内に戻って、ごはんを楽しむのがおすすめです。

貴船エリアは京都の夏の定番観光スポットで川床料理が有名です。川床とは貴船川に床が敷き、川のせせらぎを聴きながらお料理を楽しむ京都の夏の風物詩で、京都の夏の暑さを和らげてくれます。貴船エリアは市内に比べて気温も下がるので、夏は涼しく気持ちのよいエリアです。
京都をおすすめする3つの理由

神社仏閣の観光はおひとり様がおすすめ!

京都の女子ひとり旅の観光は神社仏閣の見学がメインになるでしょう。個人的な意見としては、神社仏閣の観光はおひとり様がおすすめです。境内の草木や線香・建物の香り、季節の草花や鳥・虫、お経や梵鐘の音色など、心を穏やかに五感を働かせると普段気づかないことに気づきます。そこには平和な時間が流れていて、あなたを邪魔をするものは何もありません。
日頃気持ちを穏やかにリラックスする時間を持つことはなかなか難しいですが、京都の神社仏閣を訪れたときには深呼吸をして、その環境に集中してみてください。そこには平和で幸せな時間が流れているはずです。これはひとり旅ならではの特権です。
おしゃれカフェにひとりでも気楽に入れる!

京都はコーヒーとパンの消費量が日本一で、おしゃれなカフェやベーカリーが多いことでも知られています。京都はコーヒーのクオリティーが高く、こだわりの多いお店が多い印象があります。コーヒーやお茶に合わせたスイーツの種類も多く、SNS映えが期待できます。
飲食店はひとりで入るのに勇気がいりますが、カフェなら気楽にひとりでも入れるので、京都のひとりランチでも安心できるはずです。
京都でおすすめの神社仏閣はこちら
1日バス乗車券は主要な観光名所を網羅!

京都市内はバス路線が充実しており、どこでもバスで簡単に移動できます。京都駅もしくはバス車内で1日乗車券が買えるので、一番最初にバスに乗るときにバス1日乗車券を買うとよいでしょう。バス1日券は大人600円で、2回以上バスに乗車すると元が取れます。行きたい観光地のすぐそばに停留所がある場合が多く、地下鉄を利用して徒歩で向かうよりも便利です。
バスの路線は入り組んでいますが。Googleマップで調べればすぐにバスの経路はわかります。ただし、大きな交差点では停留所の乗り場が多いところで、6か所ほどあるので注意しましょう。たとえば「河原町三条」のバス停は乗り場は乗り場がA~Fまであり、路線によって乗り場が変わります。ややこしい停留所は下記のサイトで路線の乗り場が検索できるのでぜひ利用してみてください。
ひとり旅におすすめ!国内旅行②:奈良

奈良は女子ひとり旅初心者にぜひ行ってもらいたい場所です。わたしのひとり旅の原点は奈良で、奈良のひとり旅から「ひとり旅と神社仏閣」にハマりました。奈良も京都同様、観光の中心は神社仏閣になりますが、京都とはまったく異なる雰囲気が異なります。
奈良はゆっくりとした時間が流れているのが特徴で、伸び伸びとリラックスした旅をしたい人におすすめです。奈良市内はカフェも充実しており、女子ひとりでも安心して過ごせます。もし奈良に飽きても、大阪や京都にすぐ行けるアクセスの良さもポイントが高いです。
奈良に行くならここ!

奈良の1日目は奈良市内を散策しましょう。近鉄奈良駅を利用すると、主要な観光地に行くまでに奈良公園を通るので、奈良の名物・鹿にすぐに会えます。奈良にはもう数十回と行っていますが、いまだに鹿に会うとテンションがあがります。鹿に癒されたあとは、奈良公園に隣接している興福寺と東大寺は欠かせません。
東大寺は奈良観光の定番・大仏が鎮座しており、大仏殿の大きさに驚くこと間違いありません。東大寺も興福寺も歴史の資料集でおなじみの仏像が勢ぞろいしているので、見覚えのある仏像に出逢えるはずです。

奈良駅周辺だけでもたくさん見どころはありますが、奈良の悠久の歴史を感じるなら明日香村がおすすめです。明日香村は橿原神宮前駅でレンタサイクル1000円を借りて、自転車で回ると効率的です。レンタサイクルで地図がもらえ、係のおじさんがおすすめのルートを教えてくれます。
聖徳太子ゆかりのお寺や奈良時代の古墳をめぐるサイクリングは気分爽快です。のんびりした明日香村の田園風景は女子ひとり旅を満喫させてくれます。ランチにはぜひ明日香村名物の赤いお米・古代米を食べてみてください。
奈良をおすすめする3つの理由

悠久の歴史を感じる時間の流れ

奈良はゆっくりとした時間が流れているので、自分のペースで気兼ねなく旅行を楽しめます。のんびりとした街の雰囲気と奈良公園の鹿は癒し効果抜群です。奈良は東大寺周辺の奈良エリア・古墳が多く集まる飛鳥エリア・法隆寺がある斑鳩エリア・桜が有名な吉野エリアなど、地域によって特色がまったく異なります。
どの地域にいっても奈良の悠久の歴史があり、ゆったりとして重みのある時の流れを感じるはずです。興味のある地域を自分のペースで散策してみると、ひとり旅の醍醐味にハマること間違いありません。
隠れおしゃれカフェや雑貨屋さんが多い

奈良はおしゃれなカフェや雑貨屋さんが多く、女子向けのお店が多いのが特徴です。ならまちは奈良の町屋や立ち並ぶエリアで、昔ながらの風情溢れる街並みを散策できます。ならまちの町屋カフェは、奈良の名産品である大和茶や奈良の果物を使ったスイーツが楽しめ、和の雰囲気でのんびりと過ごせます。ならまち界隈には雑貨屋さんなども多く、ウインドウショッピングもおすすめです。
奈良の中心部から少し離れますが、「くるみの木 一条店」は日本全国からファンが集まる人気雑貨店でカフェを併設しています。日々の暮らしを楽しむライフスタイルをコンセプトに、オーガニックや素材にこだわったテキスタイル製品や雑貨がセンス良く並びます。身体にやさしいものが多く、丁寧な暮らしを目指したくなる要素が詰まっています。
コンパクトに見どころが詰まっている

奈良を巡るには世界遺産フリーきっぷが便利です。近鉄電車の発駅(例・大阪難波/京都)からの近鉄電車往復乗車券と近鉄電車・奈良交通バスのフリーエリア乗車券がついています。コースや日程によって料金が変わるので下記サイトをチェックしてみてください。
このフリーきっぷがあれば、主要な観光エリアは網羅できるので、奈良の世界遺産を中心とした定番コースを観光するなら欠かせないチケットです。
ひとり旅におすすめ!国内旅行③:長崎

長崎は異国情緒あふれる港町で、歴史好きの女子ひとり旅がおすすめです。長崎はかつてフランシスコ・ザビエルがキリスト教の布教に入港し、日本でいち早くキリスト教が伝来した地域です。江戸時代にはオランダと中国の貿易港として唯一開港され、古くから異国の文化が流入してました。明治以降はキリスト教の教会が建てられ、日本と西洋の文化を融合した建物が多く見られます。
長崎は鎖国や幕末・明治・太平洋戦争で歴史の舞台となった街で当時の歴史を物語る建物や展示が多く残されているため、江戸から近代にかけての歴史が好きな女子にはたまらない街です。
長崎に行くならここ!

はじめての長崎は市内観光がおすすめです。長崎港や出島がある「ベイエリア」、長崎の繁華街がある「浜んまち」、グラバー園や大浦天主堂がある「山の手エリア」など、観光スポットがたくさんあります。長崎は坂本龍馬が海援隊をつくった街で、坂本龍馬が新しい国づくりに奮闘していました。長崎の有名な観光スポット・グラバー園もそのひとつで、幕末から明治にかけての熱い日本の足跡を辿ると頑張ろう!と勇気が湧いてきます。

一方長崎は悲惨な過去も持ち合わせており、平和記念公園や浦上天主堂、日本二十六聖人記念館でその過去の惨劇を確認できます。長崎の歴史散策はさまざまな感情が出て、心が揺り動かされます。長崎で起こった出来事を通して、自分の人生をじっくり振り返るきっかけになるでしょう。
長崎には日本人として知っておくべき歴史が長崎には詰まっているので、一度は行ってみることをおすすめします。長崎ちゃんぽんや海鮮など、美味しいグルメも豊富で飽きない街です。

ひとり旅上級者には五島列島もおすすめです。隠れキリシタンの秘話や美しい教会群の数々と美味しい海鮮グルメが目白押しで、島民のやさしさに心打たれます。五島列島の観光はレンタカーが必須ですが、クルマとひとり旅に慣れた人にはぜひ行ってほしい島です。
長崎をおすすめする3つの理由
路面電車がまちなかの観光地を網羅

長崎市内は路面電車が通っており、主要な観光名所は路面電車を利用すると便利です。観光案内所や宿泊施設で配布している路線図には観光施設が記載されており、どの停留所で降りればいいか一目瞭然です。長崎の街並みを路面電車から眺めるとより風情を感じられます。路面電車は市内に3路線が運航されているので、上手に乗り継ぎをしながら効率よく観光を楽しんでください。
眺めのいい観光スポットでリフレッシュ

長崎は坂の多い街として有名です。坂の上にある観光スポットでは長崎の美しい眺望が楽しめます。眼下には長崎の街並み、まっすぐ目を移すと長崎湾と長崎の島々が眺められます。長崎観光をしていると、これまでの深く厳しい歴史背景に遭遇しますが、坂の上からの景色が重たくなった気持ちを軽くしてくれます。
稲佐山は長崎を代表する夜景スポットで、日本三大夜景にひとつにも数えられます。日が落ちる前に稲佐山の到着し日没から夜景までゆっくりと時間を過ごすと、あまりの美しい光景に長崎移住したくなります。
長崎人はやさしくて親切な人が多い

長崎の行くたびに感じることは、長崎の人たちの親切さです。長崎は観光名所が多く歴史好きにはたまらない観光地ですが、わたしが何度も長崎を訪れるようになった一番の理由は、長崎の人たちのあたたかさです。
これまで慣れないレンタカーで駐車に手こずっていた時に周りにいた人たちに助けられたり、宿泊施設のオーナーとの楽しい会話、たまたま居合わせた地元の人との出逢いなど、親切に助けてくれる人が多い印象があります。長崎人の真心と芯の強さは長崎にいくたびに心を打たれます。
女子ひとり旅なら京都・奈良・長崎!

女子ひとり旅の初心者におすすめする観光地は、京都・奈良・長崎です。いずれも市内に観光スポットが多く、公共交通機関が充実しています。これまで観光都市として栄えてきた歴史ある街なので、女子一人でも入りやすい飲食店やカフェが多く、名物料理も楽しめます。ガイドブックも充実しているエリアなので、ガイドブックやWEBサイトで興味のある場所を検索して、ひとり旅の冒険にチャレンジしてみてください。
コメント