【三嶋大社】2月上旬~4月下旬まで楽しめるサクラの名所

好きなこと

三嶋大社のみどころ

三嶋大社のみどころは、春のサクラです。三嶋大社のサクラは、早咲きのサクラが有名で、2月に咲き始める寒桜・河津桜をはじめ、3月にはソメイヨシノ、4月には枝垂桜や大島桜など、さまざまな種類のサクラを長い期間楽しめます。

河津桜と大島桜は静岡で生まれたサクラなので、数あるサクラのなかでも見逃せません。河津桜は、寒桜と大島桜が配合されたサクラで、色みが強い紫紅色の大輪の花が特徴です。

三嶋大社は自然が多く、季節の花々を楽しみながら、境内を散歩するのがおすすめです。

三嶋大社

三嶋大社は、静岡県三島市の観光名所で、パワースポットして有名です。官幣大社に定められており、日本でもっとも格式の高い神社です。富士山の噴火を防ぐために、40カ所以上ある結界のなかのリーダーとして鎮守しています。

その昔、源頼朝が挙兵にあたり「戦勝祈願」に三嶋大社に訪れていたとされ、現在も勝負運や受験合格、仕事運向上などのご利益をあやかりたいという参詣客が後を絶ちません。

三嶋大社のはじまり

三嶋大社は創建時期は不明とされていますが、奈良・平安時代の古書にも記録が残るほど、深い歴史がある神社です。「三島」の地名も、「三嶋大社」の社名から名付けられたと云われています。

「源頼朝」が三嶋大社を深く崇敬し、源氏の再興をここで祈願し、出兵したことが有名です。伊豆国一宮として、武門武将の崇敬篤く、広く天下に広まっていきました。三嶋大社は、なにか事を興すときにご利益がある「旗揚げ祈願」の神社として、中世以降に人気を高めていきました。

平成12年には、本殿が重要文化財に指定され、文化価値の高さも再認識されています。

三嶋大社のご祭神

三嶋大社のご祭神は、「大山祇命(おおやまつみのみこと)」と「積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)の御二柱であり、一般的に「三嶋大明神」として総称されています。

大山祇命は、古事記では、イザナギとイザナミの神産みによって生まれたとされ、日本書紀においては、イザナギが火の神・カグツチを斬った際に生まれた神とされ、山森農産の守護神として祀られています。

事代主神は、七福神の一柱として有名な「恵比須さま」で、福徳の神として商・工・漁業繁栄のご利益があるとされています。

三嶋大社の境内

三嶋大社の境内は、四季折々の花々が楽しめる豊かな自然がみどころです。春は、梅やサクラが境内を彩り、夏はキンモクセイの香りがあたり一面に広がります。神鹿園では鹿を見られたり、ゆっくりと散策を楽しめるのが特徴です。

本殿

本殿は、本殿・幣殿・拝殿の三殿一体で構成される権現造で、徳川家光によって造営されました。社殿の構成は1866年(慶応2年)に完成しましたが、安政東海地震後に再建されています。国内有数の社殿規模と宮建築の技術力の高さが評され、国の重要文化財に指定されています。

本殿の彫刻は、神功皇后の説話を現わしており、伊豆国名工と称された小沢希道と駿河国の名工・後藤芳治良が競いあって完成したといわれています。美しい社殿の彫刻は、表情が豊かで見入ってしまいます。

神鹿園(しんろくえん)

出典:写真AC

神鹿園は、三嶋大社の境内の鹿苑です。1919年(大正8年)に奈良の春日大社より雄雌8頭の神鹿を譲り受け、現在ではたくさんの鹿が神鹿園で暮らしています。神鹿は、三嶋大社に参拝に訪れた子供たちのアイドルです。

2月上旬~4月中旬まで楽しめるサクラ

三嶋大社のみどころは、長期間楽しめるサクラです。2月中旬に咲き始める河津桜を皮切りに、寒桜・ソメイヨシノ・枝垂桜・大島桜・八重桜など15種約200本のサクラが3か月にわたって、楽しめます。

河津桜と大島桜は、伊豆地方を代表するサクラの品種です。河津桜は、オオシマザクラとカンヒサクラの雑種で、赤みの強い大きな花を咲かせます。

大島桜は、日本古来のサクラの品種で、関東以南の島々を起源としており、白色の花と葉が同時期に咲くことで知られています。大島桜の葉は、桜餅の葉に多用されることから、モチザクラ(餅桜)ともよばれています。

樹齢1200年を超えるキンモクセイ

三嶋大社のキンモクセイは、樹齢1200年を超える巨木で、枝は17mの円形に広がり、高さは約15mで、国の天然記念物に指定されています。

2つの幹を持ち、9月の上旬と下旬の2回花が咲くのが特徴です。開花の時期になると、キンモクセイの芳香が境内の外にまで香り、地元の風物詩となっています。

お休み処「福太郎茶屋」

境内には「福太郎茶屋」というお休み処があり、境内散策の休憩におすすめです。草餅をこしあんで包んだ柔らかな和菓子「福太郎餅」が名物で、お茶とセットで200円で食べられます。
参拝の帰りにちょっと休憩するのに、ちょうどよいお茶セットで、お得な値段設定が嬉しいです。東海道の宿場町「三島」という土地柄もあり「弥次さん喜多さん」の気分になれます。

四季折々の花と自然に触れる三嶋大社

三嶋大社は、春のサクラ、夏のキンモクセイをはじめ、境内にさまざまな草木が植えられ、ゆっくりと散策が楽しめます。三島は、富士山麓からのキレイな水が特徴で、うなぎが名物です。富士山を眺めながら、三島名物の食べ歩きは欠かせません。

三嶋大社の御朱印

三嶋大社の情報

神社名 三嶋大社
住所 〒411-0035 静岡県三島市大宮町2-1-5
電話番号  055-975-0172
拝観時間 自由
拝観料 なし
公式サイト 三嶋大社公式サイト
備考 正月(12/31~1/3)および例大祭(8/15~8/17)は、駐車場が閉鎖されます。

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