【太宰府天満宮】全国から合格祈願が集まる学問の神様

好きなこと

大宰府天満宮のみどころ

大宰府天満宮のみどころは、境内の梅の花と太鼓橋です。大宰府天満宮は、福岡の梅の名所と知られており、境内には約6000本の梅があります。2月上旬は、観光客も多いですが、美しい紅白の梅の花を観ることができます。

太宰府天満宮は合格祈願の神様として有名です。毎年受験シーズンになると九州住まいの学生や親御さんはもちろん、全国からも参拝者が訪れます。ちょうど梅の花も咲く頃で心身のリフレッシュができます。

太宰府天満宮は、境内の隣に九州国立博物館や遊園地など、さまざまな施設が周囲を囲んでいます。九州の歴史をたどる国立博物館では、日本の古代史における展示がたくさんあります。

子供から大人まで愉しめる「太宰府」。ぜひ、受験前の最後のリフレッシュに太宰府天満宮に訪れてみてはいかがでしょうか?美しい梅が迎え入れ、合格を祈願してくれるはずです。

太宰府天満宮

大宰府天満宮は学問の神様として有名で、全国から合格祈願をする人々が絶えません。学問・至誠・厄除けにご利益があるとされ、初詣には200万人以上、年間をとおして800万人以上の参拝客が訪れる全国有数の人気神社です。

大宰府天満宮のご祭神は9世紀末(平安時代)に京都で活躍した菅原道真公です。文人や学者として活躍をした菅原道真公は若くして文章博士となり、学力が秀でていたといわれています。全国に12,000社ある天神様の総本宮としても称えられ、道真公の霊廟として篤く信仰されています。

大宰府天満宮のはじまり

大宰府天満宮は、平安時代に政略によって京都から大宰府に流された菅原道真公の御霊を祀る神社として、ご墓所の上に社殿が建てられました。

903年(延喜3年)に大宰府で死去した菅原道真公にはこんな逸話が残っています。死後遺骸を安楽寺に弔おうと移送すると牛車がまったく動かなくなり「道真公が留まりたい」との遺志があるとされ、霊廟が建立されたのがはじまりです。

道真公の死後に起こった数々の天変地異や朝廷の怪死を祟りと恐れた人々は、道真公を天神様(人々に災いを与える荒ぶる神)とし、京都にも北野天満宮を造立し、道真公をお祀りしました。

天満宮の「天満」とは怒りが天に満ちたというお告げに由来しています。

菅原道真

出典:https://www.instagram.com/p/CCe9yWhDWxZ/

菅原道真は平安時代に活躍した政治家です。類希なる才能を発揮し、宇多天皇に重用され右大臣になりました。国家の発展に尽力しましたが、才能に嫉妬した左大臣・藤原時平の策略によって太宰府に左遷されてしまいます。

道真の死後、都では疫病や天変地異が起こり、道真公を都から追放した「藤原時平の死」「清涼殿落雷事件」などの相次ぐ怪事件が発生しました。道真の死後、謀反にかかわかった朝廷の高族貴族が次々死を遂げため、これらは道真の祟りとされ恐れられました。

中世頃には怨霊に対する恐れも少なくなり、学問の神様・至誠に神様とし、人々の篤い信仰を集めはじめました。

菅原道真公は崇徳天皇や平将門に並ぶ、日本三大怨霊の一人とされ、江戸時代の歌舞伎や読本に大きな影響を与えています。

大宰府天満宮の境内

大宰府天満宮の境内は、本殿を中心に南北に広がっていますが、主要な見どころは中心部に揃っており、それほど大きくはありません。隣にはだざいふ遊園地、トンネルを抜けた先には九州国立博物館もあり、子供から大人までじっくり楽しめます。

本殿

本殿は905年(延喜5年)に菅原道真の門弟であった味酒安行(うまさけやすゆき)が霊廟をたて、919年に左大臣藤原仲平によって、社殿が建立されました。以後、兵火や火災によって焼失を繰り返し、現在の社殿が完成したのが1591年(天正19年)です。

桃山時代の豪華絢爛な社殿は毛利元就の三男で中国地方の知将として有名な、小早川隆景によって造営されました。現在あで400年以上の歴史を誇り、国の重要文化財にも指定されています。

飛梅

本殿の前にある飛梅は「色玉垣」という八重桜で、大宰府天満宮のご神木です。道真公を慕った梅の木が、京の都から一夜にして飛んできたと伝えられています。境内には約200種6000本の梅がありますが、毎年一番最初に咲くのが色玉垣です。

「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」

梅の時期になると、毎年色鮮やかな紅白の花と心地よい香りが境内を包み込みます。

心字池

大宰府天満宮の池は、漢字の「心」の字をかたどって造られています。池には3本の橋がかかり、太鼓橋・平橋・太鼓橋と続きます。それぞれ、過去・現在・未来をあらわし、水を歩くことで心身を清める意味があります。

太宰府天満宮の催し

太宰府天満宮では季節に準じて、さまざまな祭祀が行われています。毎年1月7日に行われる鬼すべ・うそ替え、9月に行われる神幸式大祭は福岡県無形文化財に指定されている伝統的な行事です。イベント時期には境内や参道がにぎやかになり、地元のお祭りに参加するような気持ちで観光が楽しめます。

鬼すべ・うそ替え

出典:https://www.instagram.com/p/CJxLTq0DNxS/

鬼すべ・うそ替えは、毎年1月7日に行われる火祭りで、日本三大火祭りのひとつにも挙げられています。鬼すべは堂内にこもる鬼をいぶりだす神事で、災害や火除けの意味がこめられています。

うそ替えは鬼すべに先立って行われる開運出征や除災招福の神事です。日頃知らずに口にしている嘘を天神様の誠に替えていただくというユニークな意味があります。平服の神官がもつ木鷽を手にすると金鷽が授与されるそうです。

夏の天神まつり

出典:https://www.instagram.com/p/CC95WpKDMzQ/

夏の天神まつりは毎年7月24日・25日に行われます。天神まつりは菅原道真公の生誕祭で昼間は子供みこしや文芸灯籠が奉納され、広場ではゲームコーナーや福引きなどのイベントが盛りだくさんです。夜には夏越踊りが行われ、夏のお祭りらしいにぎやかで美しい光景が楽しめます。

神幸式大祭

出典:https://www.instagram.com/p/CFi2FjwDuzD/

神幸式は毎年9月21日~25日に行われる大宰府天満宮最大のお祭りです。御神徳を仰ぎ五穀豊穣の神明に感謝する大祭で、神職や平安時代の装束をまとった氏子たちが御神輿と共に練り歩きます。平安時代にタイムスリップしたかのような雅なお練りは、一見の価値があります。

大宰府天満宮の参道

大宰府天満宮の参道にあるスターバックスコーヒーも有名です。隅健吾デザインの木材を使用したエクステリアは自然素材による伝統と現代の融合をテーマにつくられています。各地のスターバックスコーヒーのエクステリアは土地にちなんだデザインが施されているが面白いです。

出典:https://www.instagram.com/p/CKY_UjQDm1R/

太宰府天満宮の参道では定番スイーツの食べ歩きが欠かせません。梅ヶ枝餅(うめがえもち)と呼ばれるお餅で、パリっとした焼き上げた皮にたっぷりの餡子が入っています。参道には、さまざまなお店で売られているので、食べ比べをすると楽しいかもしれません。

大宰府天満宮の御朱印

大宰府天満宮の情報

神社名 大宰府天満宮
住所 〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4-7-1
電話番号 092-922-8225
拝観時間 6:30~18:30
拝観料 なし
公式サイト 太宰府天満宮公式サイト
備考

コメント

タイトルとURLをコピーしました